音声メディアを聴くのをやめた話【静寂を取り戻す】

私の日常は、音にあふれていた。

家にいるときの生活音、家族の見ているテレビの音、マンションの上階の音など。

外出すれば、車の騒音、店内のBGM、駅のアナウンス。

もちろん、音は重要な情報源です。

大切な情報を得るためには必要不可欠なものだと、よく分かっています。

だからこそ、不必要な、または疲れる音は、消したいと思ったんです。

せめて少しでも、日常に静寂を取り戻したい。

そう思ったので、私は積極的に音声を聴くことをやめました。

特に「Voicy」という音声メディアの視聴を一切やめてみました。

Voicyを聴くのをやめた理由

Voicyはスマホで(PCでも)著名人の話が聴ける、音声プラットフォーム。

ビジネス系の話題が多く、所謂「意識高い系」の人が聴いている印象があります。

私も毎朝、複数のインフルエンサーの有益なお話を、熱心に聴いていました。

しかし・・・疲れた。

お話はとても素晴らしい。

そこから得た情報を仕事に活かすこともできました。

感謝はしているんです。

でも、疲れた。

音声は頭に直接響くから。

特にイヤホンを使っていると、まさに「自分の脳みその中に有益情報をインストールしている」感覚になるんですよね。

それがいい、と言う人もいます。

インフルエンサーの思考を自分のものにできる、と。

でも、私は・・・疲れた。

頭が疲れた。

いや、脳が疲れた。

インプットが多くなりすぎて、自分の考えがなくなってしまったような感じ。

または、自分の考えていることが頭の隅っこに追いやられて、見つけられなくなったような感じ。

つまり、自分の頭で考えられなくなりました。

そしてついに私は、Voicyが聴けなくなりました。

少し聴いただけで気分が悪くなり、聴き続けるのが嫌になったんです。

だから、スマホアプリも消しました。

残念ですが、仕方がない。

でも。

「もうVoicyを聴かなくてもいいんだ」

そう思ったら、私は心底ホッとしました。

静寂を取り戻した結果

Voicyを聴かなくなった私の朝は、とても静かになりました。

やっと自分の時間を取り戻せたと感じられ、心も穏やかになってきています。

人の話が頭の中から出て行き、やっと自分の心の声が聞こえるようにもなってきました。

だからこそ、この文章のように自分の考えを表現できるようになったと言ってもいい。

このブログを始められたのも、静寂を取り戻したからかもしれません。

なお、情報収集がすべてダメだとは思っていませんよ。

生きていくにはある程度の情報は必要ですから。

しかし、情報源は限った方が精神衛生上は良いのではないでしょうか。

なぜなら、多くの情報に触れすぎると、頭が混乱して身動きが取れなくなるからです。

私のおすすめは、書籍、新聞などのテキストメディア。

信頼できるニュースサイトやブログなどでもいいと思います。

SNSは玉石混交なので、摂取しすぎには要注意ですね。

私はTwitterが大好きで1日2時間以上も見ていましたが、やはり情報の波に飲まれそうになりました。

だから、今はスマホからアプリを消して、パソコンからしかアクセスしないように気をつけています。